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岩手県立山田高等学校でキャッシュレス決済と成年年齢の引き下げに関する授業を実施

2022年2月某日、岩手県立山田高等学校の総合的探究の時間で金融教育の授業を行いました。岩手県山田町はメルカリが連携協定を締結している自治体で、連携事項に「教育」分野が含まれています。また山田町と県立山田高等学校も連携協定を結んでいることから、今回、メルカリがオンラインで講師役を務める形で授業を実施しました。
今回参加した2年生の生徒さんは、2022年4月1日の民法改正により成年年齢が引き下げられることに伴い、18歳に達すると成人となります。 そのため授業では、キャッシュレス決済の特徴や利用時の注意点を中心に、成年年齢の引き下げによる変化や契約時のポイントについての解説も行いました。

授業を受ける岩手県立山田高等学校の2年生

まん延防止等重点措置の期間のため講師はオンラインでの参加となりましたが、事前に学校の先生方に準備をしていただいたこともあり、スムーズに授業を進行することができました。

オンラインでの授業の様子(Zoom)
キャッシュレス決済の便利な点について考える際のスライド

冒頭でキャッシュレス決済の便利なところについて、利用者の視点とお店の視点で考えてもらいます。
「財布を持ち歩かなくていい!」「衛生的!」といった様々な意見があがりました。

ただし便利な反面、将来利用する場合にどのようなことに注意すればよいかという視点で一緒に考えていくことが授業のテーマです。

ワークショップについての説明スライド

ストーリー形式の教材を読み、気をつけたいポイントについてグループで話し合います。

3種類のストーリーについてグループで話し合う様子

キャッシュレス決済は個人ごとに利用経験や前提となる知識が異なる可能性があるため、グループワークで相互にフォローできる授業設計にしています。

成年年齢の引き下げに関するスライド

授業の後半では成年年齢の引き下げについて取り上げ、法律や制度も踏まえて解説をしました。

消費者保護のための制度などの説明スライド

授業後のアンケートでは、「メリットとデメリットがわかった」という意見を中心に様々な声が寄せられました。(特徴的な意見や感想をご紹介します)

授業全体への感想
・本日の授業を通して、キャッシュレス決済の支払いにも「即時払い」「前払い(プリペイド)」「後払い」があることがわかった。また、それぞれ使い方が異なるので、そのことを意識してキャシュレス決済を行っていきたいです。
・キャッシュレス決済はあまり馴染みが無かったけど、このような機会に注意すべきことやキャッシュレスの種類について詳しく知ることができた。とても貴重な体験ができた。
・なかなか無い機会でたくさんのことを知ることができた。ワーク解説などをしていただいたがとてもわかりやすかった。気をつけることやしたほうがいいことなど様々なことを教えていただいた。楽しい授業だった。

個人情報やセキュリティの大切さに関する感想
・利用規約をアプリを使用する時に見てはいるけどそこまできちんと見ていなかったことが今回の授業で分かった。パスワードを同じにしがちなのでそれについても気をつけたい。
・これからキャッシュレス決済を使う場面が増えてくると思うのでセキュリティには十分に気をつけながら利用していきたいです。今回の授業で不正利用の怖さを改めて感じることができました。

自分はやっぱり現金が一番信用できるという意見
・良いところと悪いところがそれぞれあるなと感じた。やっぱり現金での支払いが自分的にもお店的にも一番信用できるんじゃないかなと思った。

将来の準備をしておこうと思ったという意見
・今は現金支払いで買い物をしていますが、将来的にはキャッシュレス化が進むと思われるので私も今回の授業のことも踏まえながらキャッシュレス決済の準備をしておこうと思います

今回の授業が、将来キャッシュレス決済を利用する際や成年になった際のトラブル防止のために役に立つと幸いです。
キャッシュレス決済の安全利用に関する授業教材は、こちらのページでオリジナル版をダウンロード可能です。
ご興味のある方はぜひご利用ください。

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