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神奈川県立平塚中等教育学校で正解・不正解が存在しない課題について考えるワークショップを開催


株式会社メルカリは、神奈川県教育委員会高校教育課が実施している県立高校生学習活動コンソーシアムに参加しています。
今回、神奈川県立平塚中等教育学校からご相談をいただき、職業講話の時間にフリマアプリを題材に「正解・不正解が存在しない課題」を考えるワークショップを行いました。
「職業講話」の授業は、さまざまな職業の方から「それぞれの業界で働くこととはどういうことか」「学校での学びや活動が社会でどのように生かされるのか」「どんなビジョンをもって高校生活を送ったらよいか」などについて話を聞き、これからの学校生活と将来の職業選択を考える一助とすることを目的としています。メルカリ以外にも4つの企業・団体が参加し、それぞれの教室に分かれて授業を担当しました。

前半ではスライドとドラマ教材を用いた授業を実施

まず授業の前半では、こちらで公開している教材「フリマアプリを安心安全に利用するために」をベースとして、安全に利用するためのポイントについて動画教材を用いて一緒に考えるワークショップを実施ました。
そして後半では「課題についての解決方法を考える中で、表現コミュニケーション力・論理的思考力の育成を図る」ことを目的とし、グループでの議論を中心としてパソコンやタブレット端末を用いて意見をまとめ、アイデアを発表をしていただきました。

社員になったつもりで考えてもらいたいこと

課題の内容は「インターネットサービスやフリマアプリをもっと安心安全に利用してもらうためにはどうすればよいか、メルカリの社員になったつもりで考えてみよう」というものです。
生徒さんにとって、普段は「利用するもの」として接しているインターネットサービスについて、サービスを作る立場になった時に、どのような仕組みづくりや取り組みをしていくとよいのかを考えて、自由にアイデアを出していただきました。

グループごとに話し合う様子

最後の発表に至るまでのまとめ方やプレゼンテーション方法もそれぞれのグループで考えてもらいました。普段から授業の際にパソコンやタブレット端末でスライド作成などをしているとのことで、非常にスムーズに話し合いと発表の準備が進められていきました。

Googleスライドでスライドを作成するグループ
前半の授業の内容を参考にしながら意見をまとめるグループ
Google docsで共同編集をしながら意見をまとめていくグループなどもあり検討方法はさまざま
Googleスライドのスライドショーで発表をするグループ

グループ発表では「正解のない課題」について考えた結果として、「テレビCMを作る」「学校でインターネットの使い方についてもっと勉強させる」「SNSでアピールする」「アニメとコラボする」など様々な意見があがりました。
メルカリとしても普段から、お客さまや外部の有識者の方、そして業界団体などと連携してさまざまな取り組みや環境づくりをしていますが、今後の取り組みの参考になりそうなアイデアもありました。

授業後のアンケートで寄せられたコメントについてもいくつかご紹介します。
◆安心安全利用についての授業の感想
・インターネットを使う際はルールやマナーをしっかり確認して守ることが大切なんだと感じました。
・利用者を守るような仕組みづくりも大切だが、そのことを周知していくことも大切だなと感じた。便利なものではあるが問題点もたくさんあると思うので、利用者が当事者意識をもって情報を取得していくこと、そしてそれを促進していくことが今後も大切になっていくのだろうなと考えた。
・「メルカリ」を使っているので知っている内容もあったが安全性など自分の知らないこともたくさんありました。
・インターネットサービスを利用する上で大事なことを確認することができたので、これからネットを利用するときに気をつけたいと思った。

◆アイデアを考えるワークショップについての感想
・どんな取り組みをしたら効果的なのかを考えたり、班の人と意見を交わし合うことができて楽しかった。
・友達と意見を出し合って、答えのない問の答えをつくるのがとても楽しかったです。
・どうしたらフリマアプリ等の安全性を伝えることが出来るか、利用者を増やすことが出来るかを考えるのが楽しかった。(アニメなどとコラボする、キャラクターを作る、広告を増やすなど。また、若者だけでなく高齢者にも広めるにはどうすればいいかなども考えることができた。
・プレゼンの機会などもあり、とても勉強になりました。
・斬新で新しい意見を聞けてよかったです。
・インターネットだけでの買い物に抵抗感のある人たちにどのように安全性を伝えていくかなどの問題点を知ることができ、貴重な体験になりました。

パソコンやタブレット端末をスムーズに操作し、発表の準備をしていく過程にも驚きましたが、課題解決に向けて自由な発想でプレゼンテーションを行い、そして発表されたアイデアに教室中から大きな拍手が飛び交ったことが印象的でした。
今回の授業がフリマアプリの安心安全な利用だけではなく、今後の学校生活や将来の参考になると幸いです。

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