キャッシュフローから考える消費者信用と家計管理
消費者信用の特徴や注意点を踏まえ、キャッシュフローの観点から家計管理を学ぶ
成年年齢が2022年4月に18歳に引き下げられることにより、18歳から様々なサービスを保護者の同意なく契約できるようになります。
本教材では表計算ソフトを使ってキャッシュフローを体験するワークショップを通じて、クレジットカードやキャッシングといった消費者信用の利点とリスクを理解し、消費者信用を含めた家計管理ができるようになるにはどうすればよいかを考えます。1ヶ月などの短期またはライフプランなどの長期ではなく、1年という期間での収支にフォーカスした教材です。
3つの特徴
クレジットカードやキャッシング・ローン等の消費者信用の特徴や注意点を学ぶ
表計算ソフトを用いておよそ1年間のキャッシュフローを体験
消費者信用のリスクや注意点を把握したうえで、将来適切に使えるような態度を養う
概要
- 対象
- 高校生・大学生
- 科目
- 家庭科、公共
- 時間
- 50分×2コマ
参加者の声
- 収支を見える化することで更に分かりやすくイメージすることができた
- いろいろな支払い方法があるのでちゃんと考えないといけないなと思いました
- 自分には関係ないと思っていたけれども、授業を受けて自分ごととして考えられた
主な内容
導入
成年年齢が2022年から18歳に引き下げられることを理解する。様々なサービスを保護者の同意なく契約できるようになることを伝える。学生の事例をもとに学習目標を提示する。
消費者信用と家計管理について
販売信用と消費者金融の仕組みを解説する。授業でキャッシュフローを見ていく目的を説明する。
ワーク準備・チュートリアル編
「収支見通しシート」の見方を説明し、クレジット一括払いのシミュレーションを全員で行う。
ワーク・本編
グループ分けをしプリントと表計算ソフトのデータを配布したうえで、グループごとにどの支払い方法にするか決めさせる。個人で収支見通しマッピングと考察を記入したうえで、グループに共有をする。
ワーク・イベント編
発生するイベントに応じてキャッシュフロー表を編集し、各支払い方法でどのような結果になったか発表してもらう。不測の事態が起きるかもしれないとことを伝える。
まとめ
短期的・長期的なキャッシュフローを意識して家計管理をしていく大切さと、消費者信用を利用する場合は、近い将来も含めお金の見通しを立てて管理できるようにすること、そして支払い方法の特徴をきちんと把握しておくことを伝える。