神栖市立神栖第一中学校で金融教育フィールドワークの発表会を開催
神栖市立神栖第一中学校(茨城県)は2022年度の金融・金銭教育研究校として、様々な取り組みを実施されています。
以前の記事では、株式会社メルペイが2年生を対象にキャッシュレス決済の安全利用についての授業を行ったことをご紹介しました。
その後、学校の近隣のお店などに協力いただき、キャッシュレス決済利用状況やメリット・デメリットなどについてを調べ、最終的にスライドに調査内容をまとめた内容を発表する「金融教育研究発表会」が開催されました。
一連の取り組みは「社会的・職業的自立に向けた金融教育の在り方 ~キャリア教育と関連付けた教育活動を通じて~ 『Do you ? Can you ? 金融!』~これからの未来を創造しよう~」という研究主題の通り、金融教育だけではなく将来の働き方や職業について学ぶキャリア教育と関連づけられた取り組みとなっています。
生徒さん達は、コンビニエンスストア、書店、寝具店、ドラッグストア、飲食店などの様々なお店の方に仕事の内容ややりがい、そしてキャッシュレス決済の利用状況などをインタビューしたそうです。
お店の方とのコミュニケーションを通じて「仕事の大変さやお店の人が接客の際に大事にしていることがわかった」という声も聞かれました。
金融教育は高校の家庭科の時間などで行われる機会が多いと思いますが、2022年4月に成年年齢が引き下げられたこともあり、早い時期から段階的に学ぶ機会をもたせたいという声を教育関係者や保護者の方からいただきます。
今回、神栖第一中学校がキャリア教育と関連づけた取り組みをされたように、金融教育単体だけではなく様々な領域と連結できる可能性がありますので、今後の授業づくりなどの参考にしていただけますと幸いです。
また、キャッシュレス決済の安全利用に関する授業教材は、こちらのページでオリジナル版をダウンロード可能ですので、関心をお持ちの方はぜひご確認ください。